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小田急3000形3262F  5331レ 各停大和 11/01 00:30   (10/31 24:30)  ※約5分延着


最終電車間際というのはイレギュラーな行先が現れてなかなか面白いのですが、その中で今年めでたく?登場から10周年を迎えたのがこの列車、江ノ島線大和までの最終電車です。

江ノ島線は退避設備や折り返し・車両留置の面で何かと詰んでいて、「江ノ島線冷遇」と利用客からもよく揶揄されていたものですが、その改善策の一つで2008年に登場したものでした。
大和には留置線がないのでどうするのかと当時気になりましたが、無難に下り一番線留置の上、翌朝そのまま大和始発の上り初電に回す運用となりました。
(初電という言い回し、小田急や東急ではよく使われていますが、関西では耳にしないような。一般的ではないのでしょうかね?余談。)

相鉄線ではある程度本数のある大和行きですが、やはり小田急では見慣れない行先だったこともあり、この最終電車には少しわくわくしながら乗り合わせたものです。(今でも?笑)


実はこの改正までわずかながら4両編成の各停も存在していましたが(大野化け急)、こちらも廃止されようやく各停の全列車6両編成化もなされました。



そんな江ノ島線最終大和行きですが、10年目を迎えた今年、小さな変化がありました。それが上の写真、「町田駅2番線逆入線」です。

2018年改正では様々な停車パターン・運行体系変更に影を潜めていますが(?)町田下り2番線逆入線列車の大量復活がありました。
従来は江ノ島線などの相模大野・町田止まりの上り列車は折り返しの場合、町田上り3・4番線入線→新宿方の留置線→下り1・2番線入線というのがお決まりでした。これを小田原方の渡り線を用いて直接上り線→下り2番線に入線するというものです。
かつて早朝にわずかにあったと記憶していますが、今回改正ではこのアクロバティック運用を朝夕ラッシュ時中心にバカスカ組んでます。うまくダイヤを組めれば上り3・4番線の無駄な車両占拠をやめられるだけでなく、新宿方の「開かずの踏切」の解消に微力ながら貢献できるというものです。


その「逆入線列車」に最終大和行きも運用されることになったのです。

ということで、従来見られなかった新宿方先頭の「各停大和」を見られるようになった...というわけでした。(大野〜大和不通時のことなんて知らない)
相模大野0:22着の江ノ島線各停から町田まで回送され、2番線に入線の流れとなっていますが、他線との終電接続の関係で遅れたりすると発着順に変更が生じることもあるので注意が必要ですね。
この時は撮影には影響しませんでしたが、本来大和行きの後に出る各停本厚木行きを先に出していました。定刻なら町田の停車時間は6分あり、下り方の撮影も可能ですかね。

この大和行き、休日は町田発でないのは気をつけたいところ。




とまぁ今更すぎるダイヤ改正ネタですが。。。
大和行き自体は急行の増発でだいぶ見慣れてきましたかね?各停大和が増発することは今後もなさそうな気がしますが、なんとも予測(...妄想)の立てずらい近年の小田急線ダイヤです。



※恐縮ながら、19年春改正をもって最終大和行きは平日も大野始発となります。記録される方、どうぞお早めに。